夏の残暑が和らぎ秋の訪れを肌で感じる季節、愛知県半田市を流れる矢勝川の堤防沿いには約300万本もの彼岸花が一斉に花をつけます。
矢勝川の堤防は真っ赤な彼岸花が赤い絨毯のように覆われて、幻想的な風景を創り出しています。
ここでは2023年の半田市にある矢勝川の彼岸花の見頃はいつなのか？アクセスや駐車場はあるのかを解説します。
2023年は【ごんの秋まつり】の開催も決定しています！
見頃時期は長くありませんが、真っ赤な彼岸花が堤防を埋め尽くすさまは、有名な童話にも描かれるほど人の心を打つ美しさがありますよ。
矢勝川の彼岸花2023の基本情報
◆名称：矢勝川堤防
◆住所：半田市岩滑西町1-10-1付近
◆場所：常福院近くのででむし公園から西の方角の弘法橋まで２km（30分）程の矢勝川堤防沿い
◆アクセス：名古屋鉄道「半田口」駅から徒歩で約５～10分
◆駐車場：あり（無料・有料）
童話「ごんぎつね」を覚えていますか？
作者である新美南吉の生誕の地としても知られる半田市ですが、作品の一つ「ごんぎつね」の舞台となったのが矢勝川なんです。
童話に出てくるその情景そのままの自然と田園風景が広がる矢勝川周辺は、のんびりと散策するのに最適です。
半田駅から徒歩5分ほどのところにある「ででむし公園」を起点として、川上の方向へ約2㎞の堤防沿いは彼岸花の名所として多くの人に親しまれています。
見頃時期には絵本「ごんぎつね」にちなんだ【ごんの秋まつり】が行われることもあり、見頃時期には多くの観光客が訪れます。
矢勝川の彼岸花2023の見頃
矢勝川の彼岸花の見頃は9月下旬～10月上旬です。
その年の天候に影響されますが、その名前の通り秋のお彼岸ののころに見頃を迎えることが多いです。
彼岸花は気温が下がり出すと成長を始めるため、残暑が厳しい年は開花が遅れる傾向にあるようです。
残暑が厳しい年はお彼岸の頃は3分咲きくらいの年もあるので、満開の見頃を観に行きたい方は天候のチェックやTwitterなどで確認されるといいですよ。
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矢勝川の彼岸花2023の開花状況
矢勝川の彼岸花の開花状況については、新美南吉記念館に本部がある【新美南吉顕彰会】の公式サイトに毎日の写真がアップされていました（2020年まで）。
2023年は【ごんの秋まつり】も開催されることが決まっていますので、また再開されるものと思われます。
また、Twitterやインスタグラムでは、実際に行った方の投稿を見つけることができますので、それらを参考にされてもいいですね。
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ごんの秋まつり2023が開催！
2023年秋、矢勝川の彼岸花のお祭り【ごんの秋まつり】が開催されます。
◆期間：2023年9月20日（水）～10月4日（水）
◆場所：矢勝川堤・新美南吉記念館周辺
◆入場料：無料
◆参考：半田市観光ガイド
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下記イベントの内容は、昨年のものとなっています（2023年8月10日現在未発表）。
南吉童話街頭紙芝居屋さん
◆日程：9月24日（土）・25日（日）、10月1日（土）・2日（日）
自転車に乗せた昔ながらの街頭紙芝居で南吉童話を楽しむことができます。
街中で紙芝居をめったに見なくなってしまったsakkonndesunode、子供建ちだけでなく、多くの大人が懐かしさを感じること間違いなしです。
ＧＯＮ ＦＥＳ 2022
◆日時：9月25日（日） 10時～16時
高校生たちのスイーツの販売やダンスイベントで南吉記念館芝生広場で行われます。
ハナノヒカリプロジェクト
◆日時：9月25日（日曜日） 18時30分～20時30分
彼岸花のライトアップが行われます。幻想的な風景が広がり、シャッターを切らずにはいられません。
あつまろうみんなの南吉展
◆日程：9月22日（木）～10月2日（木）
児童発達支援施設の子どもたちが、南吉作品をアートで表現した作品展でクラシティ、半田赤レンガ建物で展示されます。
矢勝川の彼岸花2023の駐車場
半田市の彼岸花が咲く矢勝川の堤防周辺には、いくつか駐車場があります。
平日の無料駐車場は、新美南吉記念館駐車場となります。
しかし、土日祝は障がい者専用となり入場出来ませんのでご注意ください。周辺に有料の駐車場がありますので、そちらを利用するといいですよ。
地図はコチラ↓↓
周辺の有料駐車場で一番大きいところはマリモファームです。
地図はコチラ↓↓
また、土日祝に限り、臨時駐車場(アイプラザ半田）を利用することができます。アイプラザ半田は、名古屋鉄道「半田口駅」から彼岸花の堤防とは反対の方向になります。
地図はコチラ↓↓
アイプラザ半田からは無料のシャトルバスを利用して新美南吉記念館へ行くことができます。
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「ごんぎつね」の一節に描写されている
半田市で生まれた新美南吉の「ごんぎつね」は児童文学作品で、小学校の教科書に載っていることもあり、多くの大人も聞き覚えがあるのではないでしょうか。
村から少し離れた山の中に住んでいた「ごんぎつね」というほとりぼっちの小狐と、村の住んでいた「兵十（ひょうじゅう）」という村人のお話です。
兵十の捕まえた「うなぎ」をごんぎつねに奪われた兵十は、うなぎが食べたいと言っていたおっかあにうなぎを食べさせてあげられなかったことで、ごんぎつねに恨みを持っていました。
一方でごんぎつねは、自分がうなぎを盗んでしまったことを悪く思い、兵十の家にこっそりと栗やマツタケを置いていました。
しかし、兵十は家で出くわしたごんぎつねを食べ物を盗みに来たと勘違いして、撃ち殺してしまいます。
最後の「ごん、お前だったのか。いつもくりをくれたのは。」の言葉は、子供ながらに胸が締め付けられるような思いになったのを覚えています。
この「ごんぎつね」の中盤辺りに
ひがん花が、赤いきれのようにさき続いていました。
ごんぎつね
とあり、これが矢勝川の彼岸花のことなのです。
矢勝川(半田）の彼岸花のまとめ
以上「矢勝川(半田）の彼岸花2023の見頃は？駐車場情報も！堤防沿いに広がる300万本の真っ赤な絨毯」をお届けしました。
童話「ごんぎつね」の舞台にもなっている矢勝川の彼岸花ですが、のどかな田園風景は、童話が書かれた頃の風景を思い起こさせます。
一面に咲く彼岸花は、その情熱的な色とは対照的に抒情的で儚げな情景を私たちに見せてくれます。
出来れば混雑する時ではなく、人が少ない時に観賞して彼岸花の魅力を存分に感じたいものです。
