奈良県御所市にある九品寺(くほんじ)・葛城古道周辺は彼岸花の絶景が観れる場所として有名な場所で、その絶景を写真に収めるために県内外から多くの人が訪れています。
ここでは、2023年の九品寺とその近くの葛城古道に咲く彼岸花の見頃とアクセスについて解説します。
真っ赤な彼岸花はまるで山の上に咲く赤い天空の花園とでも言えるほどの美しさ。
見頃時期には多くの人が訪れるため、日頃静かなこの地域も混雑します。
マナーを守って、美しい彼岸花を観賞してくださいね。
九品寺・葛城古道の彼岸花2023の基本情報
◆群生地域:九品寺・葛城古道
◆住所:奈良県御所市大字楢原1188(九品寺)
◆入園料:無料
◆アクセス:JR和歌山線「御所駅」または近鉄御所線「御所駅」から徒歩約40分(バスあり・後述)
◆駐車場:20台
◆公式サイト:なし(地元住民の方の手入れ等の努力で美しい彼岸花の群生を見ることができています)
九品寺(くほんじ)は、奈良県御所市楢原の葛城連山のふもとにある浄土宗のお寺です。
九品寺はサンスクリット語で、その意味は布教でいう上品・中品・下品で、人間の品格をあらわしていて、浄土宗の極楽往生の考えでは、極楽世界に往生する者は日頃の心がけによって9つの階層(九品)に分けられており、上品の中にも上中下があって中品や下品にもそれぞれ上中下があるそうです。
九品寺のご本尊は木造阿弥陀如来像で、国の重要文化財に指定されています。
また、1600体以上もの石仏がずらっと並ぶ千体石仏も有名です。
#横並びの石造物を見せて下さい
— tantan73 (@tantan733) July 9, 2022
奈良御所市 九品寺千体石仏 pic.twitter.com/XhhjAkKKCI
彼岸花は九品寺境内に咲いているのではなく、九品寺から少し北側の空き地(野原)や田畑のあぜ道に咲いています。
九品寺から南に1㎞ほどのところにある葛城一言主神社の間(葛城古道)に群生しています。
葛城古道についてはコチラ→なら旅ネット
※九品寺の彼岸花について調べていくうちに、下のようなツイートを見つけました。九品寺の美しい自然を残すためにマナーを守って観賞するようにしましょう。彼岸花を踏み荒らして、群生の規模が小さくなってきているそうです。
(カクサン希望です)
— へたっぴ写真家 (@v0_0v______mk) September 29, 2017
九品寺は彼岸花の群生が素晴らしい場所ですが、その景観が危機に瀕しています。
撮影者のマナーが地域で問題となり、あまりにもトラブルが多く、地域の方から「彼岸花の群生を無くしてしまっては」という声もあがっています。 pic.twitter.com/AAuVG3md4X
九品寺・葛城古道の彼岸花2023の彼岸花の見頃
九品寺・葛城古道の彼岸花の見頃は9月下旬~10月上旬です。
その名の通り秋のお彼岸の少し前頃から咲き始め、9月下旬に満開を迎えることが多いです。
彼岸花は気温が下がり始めると咲き始める特性がありますので、残暑は厳しく長引くと開花が遅れる傾向があります。
開花状況につきましては、特に公式サイトがありませんので、実際に行った方のTwitterやインスタグラムで確認するとよいですね。
6分咲き位で見ごたえのある景色となりますので、例年、お彼岸の頃でしたら見頃であると言えるでしょう。
>>【JTB】Gotoトラベルキャンペーンを見てみる九品寺・葛城古道の彼岸花2023のアクセス
九品寺から南へ1㎞ほどのところにある葛城一言主神社の間(葛城古道)に彼岸花が群生しています。
葛城古道へ行くときの最寄り駅は近鉄御所線・JR和歌山線「御所駅」です。
最寄り駅の「御所駅」から徒歩で約40分ですので健脚の方であれば歩けると思いますが、バスを利用することもできます。
近鉄御所駅から徒歩で行かれる方は、駅から西(葛城山)方面へ向かい、山麓線(県道30号線)に出たら南へ。
山麓線の楢原南交差点を西(葛城山)方向へ曲がり、後は道なり、九品寺への標識も立っています。
九品寺・葛城古道の彼岸花の駐車場
九品寺の駐車場を利用することが可能ですが、20台ほどの規模です。
彼岸花の見頃時期の休日は混雑しますし、お彼岸の時期で九品寺へお墓参りへ来られる方もいらっしゃいますので節度ある利用が大切です。
御所駅周辺のコインパーキングに停めて歩くという方法もありますね。
九品寺・葛城古道の彼岸花の夕日と見どころ
九品寺・葛城古道は、日本の原風景の中に咲く彼岸花や天空に咲く彼岸花が人気で、県内外から多くの観光客が訪れる場所です。
特にこの美しい景観を写真に収めようとカメラマンが多いスポットです。
最高の写真が撮れるのは、満開時の早朝。
朝焼けと彼岸花を写真に収めようと朝早くから場所取りが行われます。
このような写真を撮りたい場合は、かなり早い時間から出かけないといけません。
九品寺の彼岸花は早朝でなくても素敵な景色を観ることはできます。朝焼けが撮れるという事は午前中は逆光ということですよね。
そのあたりのことも考慮しながら、ベストなタイミングを見つけてくださいね。
葛城古道はハイキングコース
葛城古道とは、奈良県と大阪府の県境にそびえる金剛山と葛城山の東側山裾に沿って南北に続く奈良県内の古道です。
葛城の道ともいわれます。
5世紀末ごろに、奈良盆地西部で勢力を振るっていた豪族の葛城氏の本拠地があったところで、日本を代表する古道の一つでもあります。
今では、自然豊かなハイキングコースとなっていて歩いて散策することができます。
金剛・葛城・二上山の連山は古くから三輪山とともに神の山として崇められてきたこともあり、古い神社が多く点在します。
全長は約13kmで稲作発祥の地とされる「風の森神社」が南端、北へ高鴨神社、葛城氏の祖神を祀る高天彦神社、極楽寺、葛城一言主神社、九品寺から「近鉄御所駅付近」までの道となっています。
彼岸花の観賞ができるのは、九品寺から葛城一言主神社の区間です。
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九品寺・葛城古道の彼岸花のまとめ
以上「九品寺・葛城古道の彼岸花2023の見頃とアクセス情報!まるで天空の花園のような美しさ」をお届けしました。
九品寺・葛城古道の彼岸花は、胸を打つような美しい彼岸花の群生ですね。
いつまでもこのような景色が楽しめる日本であって欲しいです。
お出かけになる際は、マナーを守って観賞されますようお願いいたします。