大江戸温泉物語お台場が閉館！跡地はどうなる？理由と再開発計画はあるのか？

お台場の有名な観光スポットであり、年間100万人もの人が訪れる人気施設「東京お台場大江戸温泉物語」が2021年9月5日で閉館となってしまいました。

大江戸温泉物語は今でも人気は衰えておらず、ファミリーやカップル・お友達同士で、日帰りも宿泊もあり、東京観光の一つとして人気だったのに、なぜ閉館してしまうのでしょうか。

閉館後の跡地も気になるところです。

ここでは、大江戸温泉物語お台場の閉館の理由と、その跡地が再開発される計画があるのか調べてみました。

大江戸温泉物語お台場が閉館

大江戸温泉物語は、全国に40か所に温泉ホテルを展開する温泉施設で、関東だけでも9か所あります。

まず、2003年に日本初の温泉テーマパークとしてお台場に「大江戸温泉物語」を開業しました。

その元祖ともいうべき、お台場の大江戸温泉物語が閉館するという事で、驚かれた方も多くいるのではないでしょうか。

残念ながら閉館になってしまうのはお台場だけで、全国の大江戸温泉物語は継続して営業されますので、その点はホッとしました。

人気施設であったので残念ですね。

大江戸温泉物語お台場の閉館の理由

都内屈指の観光スポットで年間約100万人が来場していましたが、9月5日で閉館することとなりました。

その理由は、東京都との事業用定期借地権設定契約が2021年12月に期限を迎えるためです。

契約の最長期間が20年であり、再契約はかなわなかったという事のようです。

建物を撤去して、土地を返還しなくてはならないのです。

人気施設で来場者も、（2020年春以前は）混雑するほどでしたので、存続を模索していたようですが、叶いませんでした。

4人組歌謡グループ・純烈は、閉館となってしまう“聖地”「東京お台場 大江戸温泉物語」への思いを次のように語っています。

リーダーの酒井は「紅白出場を果たすきっかけとなりました『相模健康センター』ということころ閉店になってしまいました。お台場の大江戸温泉さんは、無観客ライブをやるときも純烈のために開けていただいたり、ご協力もいただき、スタッフさんたちとも仲がよくて親しみのある場所ですので、残念です」と率直な思いを述べた。

続けて「9月で閉館になりますが、お世話になりましたとサヨナラライブだったり、最後の最後になにか立たせていただけたらという希望があります」といい、跡地には「純烈健康センターを作るしかない」と野望の語り、会場の笑いを誘った。

出典元：中日新聞

温泉テーマパークという、新しいタイプのレジャー施設の第1号なので、純烈のファンならずとも、さみしい気持ちでいっぱいです。

大江戸温泉物語お台場の跡地はどうなる？

大江戸温泉物語お台場の跡地がどうなるのかについての記載は、どこにもありませんでした。

大きな敷地ですし、20年という期限があったわけですから、東京都による大規模な開発計画があるのではないでしょうか。

お台場の再開発計画は？

東京お台場にある観覧車の回転輪の解体工事が始まりました🧐

本当になくなると思うと少し寂しいですね…😔 pic.twitter.com/bAgwRFGdI9

— 船の科学館 (@funenokagakukan) September 28, 2022

2021年7月21日にお台場のパレットタウンが営業を終了しました。

パレットタウンとはお台場にある複合商業施設で、「大観覧車」・ショッピングモール「ヴィーナスフォート」・ライブホール「ZeepTokyo」・体験型アミューズメントパーク「MEGA WEB」・屋内型アミューズメント施設「東京レジャーランド」などがあります。

チームラボボーダレスやトヨタショールームなども順次営業終了となっています。

このパレットタウンと大江戸温泉物語は、同じお台場エリアにあり少し距離はあるものの、お台場を走るモノレールゆりかもめでも1駅の距離です。

もしかしたら、お台場全体が新しく生まれ変わるなんてこともあるかもしれませんね。

パレットタウンについては、今後の事業計画が決まっているのですが、大江戸温泉物語の跡地が具体的にどうなるのかには言及されていません。

お台場パレットタウンの跡地どうなる？

トヨタ自動車がパレットタウンの跡地に2025年秋開業予定の大型複合アリーナの建設計画を発表しました。

トヨタ自動車は2025年秋に【TOKYO A-ARENA（東京Aアリーナ）】を開業すると発表しています。

【TOKYO A-ARENA（東京Aアリーナ）】はスポーツ施設でトヨタのバスケットチーム「アルバルク東京」のホームアリーナとなるほか、バレーボールや卓球などの室内競技ができる体育館、パラスポーツやeスポーツなどもできる施設となるようです。

トヨタのホームページにTOKYO A-ARENAの構想の動画がありました。

TOKYO A-ARENA（東京Aアリーナ）のプロジェクトの名称については、

• アルバルク東京の頭文字A
• 青海のA
• 人の持つ力のAbilityのA
• アルファベットの始まりで全ての始まりとの思いを込めたA

からつけられたそうです。

動画を見ているだけでもワクワクします。スポーツ観戦ができるだけでなく、アリーナ内の移動などがもっと便利になるようなモビリティーとテクノロジーを掛け合わせた技術やサービスも計画されています。

海に囲まれたアリーナだからこそ、会場内で出たゴミのリサイクルやフードロス対策として、周辺の海の環境保全等の対策も組み込まれています。

スポーツ・ものづくり・環境等の視点から次世代育成と臨海副都心の活性化まちづくりを目指しているとのことです。

参考：TOKYO A-ARENAプロジェクト特設サイト

大江戸温泉物語お台場の前売り券どうなる？

大江戸温泉物語お台場の前売り券をお持ちの方は、どうしたら良いのでしょうか。

緊急事態宣言等により、外出を控えていたために、回数券などがまだ手元にあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大江戸温泉物語お台場では、すでに一部前売券(ご入場券・回数券・館内利用券)の有効期限を延長しています。

大江戸温泉物語お台場が閉館のまとめ

以上、「大江戸温泉物語お台場が閉館！跡地はどうなる？理由と再開発計画はあるのか？」をお届けしました。

お台場の有名観光地として人気の高かった「大江戸温泉物語」が閉館した後の跡地がどうなるのかは、まだはっきりと発表はありませんが、東京の観光の名所として、ワクワクするような何かに生まれ変わることを期待したいです。